Q 地震・災害時に、はりねずみと一緒に避難所生活ができるのでしょうか?

はりねずみ(小動物)は必ずケージに入れて避難。準備は万全に。
下の環境省の資料からもわかるように、ガイドラインには犬と猫などのペットについて書かれてあり、これだけではハリネズミもOKかどうなのかがわかりません。協会の人に伺ったところ、「ハリネズミやハムスターは小鳥と同じように、一旦ケージに入れて避難所に。」とのことでした。小さいし、小型のケージに入るし、小鳥などと同じ扱いみたいです。
ただ、はりねずみは温湿度管理が大変な小動物です。受け入れがOKだとしても、はりねずみの環境を整えてあげるのは飼い主の役割。エサや水、カイロなど日頃から準備しておきましょう。

避難所はハリネズミOK?それとも無理?
これに関しては、「自治体や避難所による」とのことです。いろんなパターンがあり
①人間と別の場所にペット係留所を置いてある避難所
②人間とペットが一緒に過ごせる避難所(兵庫県宝塚市ではゴルフ場二つと締結)
③ペットを置けるスペースのない避難所
などが挙げられます。災害時によって対応も変わってきますし、とりあえず一時避難はOK。その後避難所にとどまらないといけなくなった場合、問題となってくるのは③です。
避難所がペット不可の場合
①車で避難した場合、一緒に車で過ごす。
②ペット可の避難所を紹介してもらい受け入れ可なら移る。
③自治体によっては動物病院と協力してペット一時預かりを実施している場合があるので、そこにお願いする。※
④被災地域以外の親戚や友人に一旦ハリネズミだけを引き取りにきてもらう。
といった対処法をとることになります。避難生活が長引く場合は、はりねずみもストレスがたまり、環境も整えてあげるのも難しくなります。一緒に過ごせたとしても三日が限度。とりあえず①や②で対処したとしても、ゆくゆくは④も視野に入れないといけないなと思います。
※③は犬や猫と違い、はりねずみの場合受け入れてくれるかが問題になってきます。特殊なペットを飼っている場合は、避難が長引いた時の受け入れ先をあらかじめ確認&確保しておくべきだと思います。

協会の担当の方がおっしゃっていたのですが、
「動物アレルギーがある人や苦手な人にしっかりと配慮しなければならない。それを心得た上で、災害時は家に置いていかずに同行避難しましょう。避難させたいという声が大きくなれば、動物の避難できる場所を確保しようという動きになります。ハリネズミは必ず一緒に避難です!」ということでした。
というわけで、もしもの時に備えてさっそく私も準備したいと思います!
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